キャビテーションの後の脂肪はどうなる?分解吸収で痩せる仕組み

こんにちは!キレイスパイラルのCOCOです。
ここでは、キャビテーション後の脂肪の行方と
どういうプロセスで尿になるのかを徹底的に調べました。

キャビテーションをしたいけど、
イマイチその技術の裏側が分かりにくいって方の
お役に立てるといいです。

※無断転載はお断りしております。

キャビテーションは脂肪細胞を
超音波振動によって破裂させ、
中の脂肪を溶け出させる(乳化)という技術。

キャビテーションで脂肪が乳化した後、
「リンパで流されて尿となって排出される」と
多くのサイトで言われています。

私はどうしても「尿となって排出」という部分が
自分のイメージとつながりませんでした。

キャビテーションで脂肪が乳化したとしても、
イメージ的には溶けた油であって、それがどうして尿になるのか、分からない!
ってことで、とにかく調べ倒した内容をまとめています。

まず脂肪が肝臓で分解されるまでの流れと仕組み

食べたお肉はどうやって分解・吸収されてる?
脂肪の行方

①メインコース(小腸経由の肝臓行き)

STEP.1
肝臓へ1
小腸経由で肝臓に送られる。
※その間に脂肪は胆液で乳化される
STEP.2
胆汁
十二指腸で分泌される胆汁によって乳化される。
STEP.3
消化酵素リパーゼ
膵臓から分泌される消化酵素リパーゼが
本格的に脂肪を分解する。
STEP.4
分解・吸収
中性脂肪はグリセロール(グリセリン)と脂肪酸、
モノグリセリドなどに分解される。
グリセロールは「小腸」から吸収される。
STEP.5
変身
この時に脂質のままでは血液に馴染めないので
「リポたんぱく」に変身して血中を移動。

②サブコース(リンパ管経由 終点は肝臓)

STEP.1
リポたんぱくに変身
小腸に送られた残りの脂質の一部は、
「カイロミクロン」というリポたんぱくに変身。
STEP.2
全身へ
リンパ管経由で全身に送られる
STEP.3
燃焼or蓄え
そこでエネルギーとして燃焼されるか、
各脂肪細胞に蓄えられる。
※もしくは肝臓に戻る。

※肝臓の詳しい働きについては

肝臓に送られた脂質は次の2コースに行へ

①そのまま中性脂肪として肝臓内に残る。

②酵素によってグリセロールと脂肪酸に分解され、
エネルギーとして使われる。
または、リポタンパクとなって再び血液に乗って
全身を循環する。

キャビテーションで乳化された脂肪はどこへ?

おそらくこれは、上記の「肉」のルートとほぼ同様で、
全身を回りながら各部位で必要なエネルギーとして使われるか、
肝臓内や各脂肪細胞内に貯め込まれることになる。

ということは、キャビテーションをしただけでは、
エネルギーとして使われずに再び各脂肪細胞などに
ため込まれる可能性も残ってるってことですね。

「脂肪」のままでは血液中を流れられない!

上記でもでてきた「リポたんぱく」

肝臓から中性脂肪が血液中に送り出す時に、
「リポたんぱく」という物質に変身して送り出される。
なぜなら、脂肪のままでは血液を流れられないから。

多すぎる飲酒や過食で中性脂肪が増えすぎると、
栄養不足⇒タンパク質不足によって
「リポたんぱく」が作られにくくなる。

肝臓が中性脂肪を外に送りだす働きが低下すると、
肝臓の中に脂肪がたまって「脂肪肝」を引き起こす。

つまりは、糖質や脂質の摂りすぎと
タンパク質不足によって、
肝臓内に脂肪がとどまる比率が高まるってことでしょうか。

太る体質の方は「糖質」の摂取が多く、
タンパク質の摂取が少ないようです。

やはりここでも必要なのは「タンパク質」でしたね!

スポンサーリンク

脂肪が「尿として排泄される」メカニズムとは?

肝臓からリンパや血液に乗って
各器官や筋肉細胞へ送られたリポたんぱく(脂肪)。

これは各器官などで使われることで
尿として排泄されていくわけですが、
ここにカギがあったのですね~

脂肪の「構成要素」と代謝

「中性脂肪」ってイメージ的にはあの油。
でも中性脂肪を構成しているのは
油とはイメージがかけ離れた3つの物質だったのです。

「炭素・酸素・水素」これが中性脂肪の構成物質!

つまり、体内で脂肪が代謝されると、
その老廃物として「水」と「二酸化炭素」になって
体の外へ排出されるという仕組みだったのですね~。

水で出ていくというのが「尿だった」ってことです。

  • 水:尿・汗・涙などの体液として排出される
  • 二酸化炭素:息を吐くときに放出される

中性脂肪がエネルギー化され、代謝された後に、
「尿や汗・二酸化炭素」となって排出されるわけです。

これでようやく疑問が晴れました!

 

キャビテーションの超音波振動で
脂肪細胞が破壊⇒乳化した脂肪酸が溶け出す

リンパの流れで肝臓に運ばれ、
肝臓でエネルギー化され、
必要な部位に運ばれて代謝される。

代謝後に尿や二酸化炭素となり、体の外へ排出される。

 

なるほど!こんな仕組みだったのですね~!

でも、1つ見えてきたことがあります。

キャビ後の脂肪をしっかり燃やすには代謝促進は必須!

中性脂肪を体の外に出し切るためには
「代謝」という工程は省けないってこと!

代謝は、呼吸や体温調節、体の機能維持など
色々な面でエネルギー代謝が行われています。

しかし、次々と代謝させたいとなると、
やっぱり運動は欠かせないと感じました。

キャビテーションのサイトには、
「キャビテーションさえ行えば、
脂肪はリンパ液に流れて体外に排出されるから
簡単に痩せる」という感じで書かれていますが、

結局、キャビテーションで行えるのは、
「脂肪を排出されやすい形にする」所だけだったのです。

脂肪の数も減りますが、「脂肪を乳化」させるというのは
結局はそういうことです。

ただ、「脂肪を溶け出させるだけでも大変」なので、
キャビテーションを使わない場合は
それなりの苦労が必要なのですね。

キャビ後は「脂肪を排出するための行動」を
しっかり行うことで、
より効率よく痩せることができるのですね!

スポンサーリンク

COCOのまとめ

キャビテーションで脂肪が乳化した後
小腸やリンパ管経由で肝臓に送られる。

肝臓で必要に応じてため込まれたり、
必要個所に送られる。

体内には「基礎代謝」という仕組みがあるので、
ある程度はエネルギーとして使われて
自然に燃焼され尿や二酸化炭素として
体外に排出される。

こんな場合は、キャビテーションで溶かした脂肪が
再び全身のどこかに貯め込まれるってことです。

  • 基礎代謝が低い場合
  • エネルギーを必要としない状態が続く場合

せっかくキャビテーションを受けるならば、
その効果が続く数日間だけでも、
徹底的に代謝が上がる行動をしたいものですね!