過食を促す「影の支配者(ホルモン)」とは?
ストレス発散のために食べているわけではなくても、
つい食べてしまう。飲み過ぎてしまう。
ダイエットのために過食は辞めたいのに…。
ストレスってためたくないですし、常に発散したいですが、
仕事で忙しかったり、体調がよくなかったり、
精神的な疲れで、発散しに行く元気が出なかったり。
そんな時に気軽にストレス解消できるのが、
「食べ物」
特に甘いものや脂っこいもの…。
頑張ってダイエットしていたにもかかわらず、
夜にドカ食いして後悔。
でもそれは、ストレス過多による
「ノルアドレナリン」の「しわざ」かもしれません。
無駄な脂肪を貯めにくくしたい!
特に甘い食べ物は、ストレス時に欲しくなりますよね~
生理前とストレス過多が重なると特に!
でも「ストレス食い」は理想スタイルを目指す私たちには
脅威となりますので、気をつけたいですよね。
ノルアドレナリンの仕業
ストレスって、ノルアドレナリンをたくさん分泌させてしまうんですよね。
ノルアドレナリンが結構くせ者で、血管を収縮させたり、
肝臓のグリコーゲンをどんどん消費して、空腹感を出現させる…
なんだかストレスが溜まっているな…という時や
嫌なことがあった時って、無性に食べたくなりますよね?
それはノルアドレナリンの影響だったのです。
コルチゾールも関係している
ノルアドレナリンとは別にもう一つ気を付けるべきホルモンがあります。
「コルチゾール」というホルモンです。
それは、私たちがストレスを受けると、
さらに「過食」を手招きするホルモンなのです…
ストレスを受けるとコルチゾールを分泌して、
ストレスと戦って体を守る体制に切り替える役割があって、
これが分泌されると、体は戦闘モードに。
「危険な事態=命にかかわること」だったので、
戦闘態勢や非常事態で逃げられるモードになる力が備わっているのです。
現代では命の危険性が迫ることはほとんどないですが。
その代わりにストレスという目には見えない恐ろしいものが
私たちを常に襲ってくるようになってますからね。
見えないだけに脅威です。
コルチゾールが分泌され過ぎて1番困ることは…
「蓄えモード!!!」
体を守る緊急事態だから「エネルギー源を蓄えるモード」に
なってしまうということ。
つまり、常に命を守れるように、常時エネルギー源を確保できるよう
「空腹サイン」を出し続けるわけです。
だから、ストレスがたまったり、イライラしている時って、
無性に甘いものが欲しくなり、ドカ食いしてしまうワケだったのですね…。
「蓄えモード」にさせないためには?
ストレスをなるべく早く解消していくの一番。
コルチゾールを抑制するサプリもあるようですが、
体にどんな害があるか不明なので、お勧めできません。
だから、ストレスを発散するか、もしくは、
リラックスタイムを毎日しっかりつくること。
好きな音楽を聴くのでも、アロマで好きな香りをかぎながら
映画鑑賞を楽しむのでもよいと思います。
リラックスすると、副交感神経が優位になりやすくなるので、
先ほどの「戦闘態勢」が解除されやすくなりますからね♪
セロトニン強化で痩せやすく!
ストレスがかかった時に、私たちの体を守っている
別のホルモンの働きを良くすることも一つの手です。
それは「脳内セロトニン」ですね。
神経伝達物質と言われるホルモンですが、
心のバランスを整えるとともに、
ノルアドレナリンやドーパミンの大暴れ状態を制御する働きがあります。
ノルアドレナリンは、上記でお話しした「空腹」を出す元。
これをセロトニンホルモンがしっかり分泌されていれば
ちゃんと制御してくれるのです。
そう。「セロトニン」は空腹感をコントロールする
重要なホルモンなのですね!詳しくは・・・
・セロトニンと食欲コントロール⇒
睡眠ホルモン「メラトニン」の原料になる点も重要ですしね。
睡眠ってダイエットにおいても重要です
睡眠はストレス解消にかなり有効な手立ての1つ。
ただし、ストレスがたまると「不眠症状」を引き起こしやすいため、
空腹感とともに「睡眠不足」にも悩まされます。
睡眠不足になると、ますます太りやすい状態に…。
だから、ストレスが多い人、強い人は、
「セロトニンをアップさせる生活」を心がけることも
結局はストレス解消やダイエットに結び付いてきますよ!
COCOのまとめ
私たちの体って本当に様々な仕組みが備わっていますよね。
ある面では必要な機能であっても、ダイエット面からみると
嬉しくない作用もあります。
だからこそ、体の仕組みやホルモンを知っておくことで、
正しいダイエット法を選択することが可能になるというわけですね。
ストレスは、健康にもダイエットにも良いことがない!
発散したりリラックスタイムをもって解消してくださいね。
また、過酷すぎるダイエットによってストレスがたまる場合もあるので、
ダイエットの方法は自分に合ってるか、無理がないかを常に
意識しながら進めていって欲しいものです。
ストレスのたまらないダイエット法を賢く選択して、
無理をし過ぎないようにスタイルアップを目指しましょうね!