急激なダイエットで生理不順に？月経がこないのは危険&太る

ダイエットで生理不順になってしまうワケ

急激な体重減量や食事制限などによって、
生理不順になってしまう方も増えていますね。

痩せてスタイルがよくなりたい！という気持ちは分かりますが、
過激なダイエットは「体の負担」になりやすいです。

これを忘れてはだめだなといつも感じます。

※生理不順についてコチラでも詳しくお伝えしています。

ホルモンバランスは、非常にデリケートなもので、
ちょっとした変化でも大きな変動を起こすのです。
（睡眠不足程度でも）

ダイエットをすると生理が遅れたり、
来なかったりするなど変動しやすくなります。

翌月に生理が戻って来ていればよいものの、

• もう数か月生理が来ていない
• 次にいつ生理が来るか、さっぱりわからない

このような生理周期の乱れを感じたら、
ここ２～３ヶ月で行った「ダイエット」を振り返ってみて下さい。

• 栄養バランスは大丈夫だったのか
• 食事を制限しすぎていないか
• ダイエットの内容がハードすぎないか
• 急激に痩せすぎていないか

思い当たることを手帳などに書き出しましょう。

※２～３ヶ月生理が止まっているのであれば、迷わず受診するようにしてください。
（ホルモンバランスは、女性にとって本当に重要なものですから！）

⇒ホルモンバランス影響の心配がないダイエット法については

ダイエットで生理不順になった時の応急措置

もしも生理不順になったら、生理が止まったら

①まずは基礎体温から体の状態を知ろう

生理周期の乱れを感じたら
まずは、「基礎体温」を毎日つけて、
自分の体の状態を知ることが大切。

基礎体温は毎朝、ベッドの中で計測する必要があるので、
少々面倒くさいと思うかも知れません。

しかし、自分の体の状態を知るためには
まずは基礎体温の変化をキャッチすることが第一歩。

病院へ行く前に基礎体温データーが必要なので、
特にダイエットを始めている方は、
体の状態を知るためにも毎日計測することをお勧めします。

②女性ホルモンの栄養源を取りいれる

ダイエットで生理が乱れる時は、
「栄養不足」「急激な体重減少」「ストレス」が
大きな理由です。

特に急激に体重が減ると、体は「命が危険にさらされている！」と
捉えて極力「消耗しないように」します。

生理は、後に子供を残すための重要仕組みですが、
命の危険がある時は命の維持が優先されます。

生理は大量の血液を排出してしまうので、
何かと消耗は大きいですからね。

生理不順になったり生理が止まった時、
女性の体を支える女性ホルモンの分泌も
かなり減少している可能性が高いです。

女性ホルモンの栄養源って何？

女性ホルモンの元は「コレステロール」なのです。

つまり、急激に体重がなくなるということは、
コレステロールの摂取量が足りないことも考えられ、
女性ホルモンの製造ができない可能性も。

生理が止まる（飛ぶ）＝「緊急事態に陥っている！」
というサインですので、食生活（摂取カロリーと栄養バランス）を見直してください。そして、必ずコレステロールを含む食品を摂取しているかを確認しましょう。

・ダイエット中も上手に脂質（コレステロール）を摂る方法

また、部分的にホルモンのバランスを崩して
分泌が乱れているケースもあります。

過度なダイエットのストレスで
女性ホルモンに影響を受ける「自律神経」が正常に働かず、
ホルモン分泌が乱れてしまっているケースもあります。

行っているダイエットが、ストレスがたまる内容であると、
生理周期にも影響が出やすいので見直してみてくださいね！

※他にも女性ホルモンの分泌に重要な栄養素はたくさんあります。
また別のページにてお話する予定です。

生理が止まると、ダイエットの効果も薄れる？！

女性ホルモン「エストロゲン」にはダイエット的な役割もあります。
「脂質代謝」機能です。

エストロゲンが低下すると、体内に取り込んだ脂肪を
エネルギーなどに変換して使うことができない体になります。

いくらダイエットで一時的に痩せたとしても、
また食生活を戻すと太る経験されたことありませんか？

「脂質代謝」低下のせいで、
脂肪分をエネルギーとして使えず、
溜め込まれてしまっているのです。

かといって、エストロゲンだけがたくさん増えると、
これもバランスを崩す原因に。

だからこそ、女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンを
バランスよく分泌できる体でなければ、美しく痩せて
理想的なスタイルになれないのですね。

綺麗に痩せるためには、生理周期を整える生活を
意識することが重要です。

何より生理が飛んでこなくなっている方は
特にダイエットを優先している場合ではありませんからね。